日経平均リンク債とは、225銘柄で構成される日経平均株価の変動率などで、償還金額および利率が変動するという、少し特殊な性質を持った債券のことで、個人投資家から人気を集めています。

償還金額が変化するタイプのリンク債券であれば、例えば、225銘柄の平均株価が、あらかじめ決められている水準以下になった場合に連動して償還金額が変化していく仕組みを持ちます。このとき、株価があらかじめ決められた水準以下になってしまうことを、「ノックイン」と言います。当然、ノックインは大きなリスクとなりますが、逆にノックインしなかった場合は、100%の償還金額となり、これは他の債券と比べても、比較的に高い利回りが期待できるように設定されています。

他方、利率が変化するタイプのリンク債券であれば、利率の決定日にて、あらかじめ決められていた基準価格より、株価が高くなったときには高い利率が適用され、逆に株価が低くなってしまったときには、低い利率が適用される仕組みになっています。

やや、複雑な仕組みを持っている日経平均のリンク債券ですので、購入には、しっかりとした仕組みの理解と、中長期の戦略による視座が必要です。一般の債券よりもリターンが望めるからと言って、リスクの検討も忘れないでください。